健康について

健康の定義を見つけることはなかなか難しいと思いますが、例えて言えば次のようなものがあげられるでしょう。

1.食事が美味しく楽しくできる。
2.体全体の動きがスムーズにできる。
3.夜はぐっすり熟睡できる。
4.喜びや悲しみに素直に対応できる。
5.生理的欲求があり、生理的機能が正常である。

WHOでは以下のような言葉で表現されています。

「健康は身体的にも精神的にも社会的にも完全に良好な状態をいい、単に病気がないかとか病弱でないということではない。」

病気でない病人

病院に行って検査を受けても異常はないが身体の不調を訴える方は多いと思います。
このような人たちを身体均整法では「病気でない病人」といいます。病院の外来患者の7割はこの「病気でない病人」といわれています。

体の歪みがもたらす弊害

家体のゆがみと病気の間には深いつながりがあります。
人間は動く構造物である。」といわれますが、例えば体は家屋のようなものです。骨格が柱にあたり、血管や神経は配管や配線に、そして内臓は家の中の家具のようなものです。傾いた家屋では、家具や扉の開閉に不自由が生じるように、身体のゆがみも内蔵の不調和をもたらします。
しかし、人それぞれの身体のゆがみについて、深い洞察をもたず矯正を図れば、効果が挙がらないばかりかかえって不調を招く場合があります。
身体均整法は12種類のゆがみのタイプを発見し、身体のゆがみと病気との関係を深く研究した手技療法です。

歪みの解消

傾いた家の例えで紹介しましたが、身体の骨格や筋肉のバランスを崩している状態がさまざまな不調や内臓諸器官の機能低下をもたらし、多くのストレスを心身にもたらしています。
姿勢を正し、身体の歪みを矯正することで、身体の均整が保たれ、病気が予防でき、真の意味での健康を手に入れることが可能となってきます。

ただし、痛みやゆがみが生じてしまったのは、あなた自身が本来の良い状態へ戻ろうとするサインであるともいえるので、強制的にゆがみを正すのではなく、身体の中にある自然治癒力が最大限に発揮されるよう全体的な機能の向上を目指しながらゆがみの解消を行っていくことが望ましいのです。